チラシの裏は意外と白くない

チラシの裏にも書けないような毎日

仕事は会議室で起きてるんじゃない、現場で起きているんだ!

ちゃんとカバンに筆記用具があることを確認して出勤。しかしいまさら足掻く気にもならないので、平常運行でボチボチ仕事を進めていく。と、気づく。そういや会場には時計ないけど、腕時計ないよね。どうやって時間を知るんだ?

なんてブチブチやってたら先輩が時計を貸してくれる、ありがたや。それも男物と女物、つまり2人分借り受けてしまった。2個はいらないのだけど、何と無く2人に申し訳なく2個とも持っていく。

会場に着いてペンを使おうとすると、どちらも芯が詰まって使えないではないか。そんなこんなで試験官の説明もそこそこに、ペンを解体しては詰まった芯を取り除く施術を2本分。なんとか試験開始には間に合ったぞ。

で、始めるも下馬評通り難しい。ガチで手も足も出ない。こんなのは大学院予備校と悪名高い某理科大学の物理の入試で1問しか答えられなかった時以来の出来だ。ちなみにその問題は選択問題だから答えられたのであって、得点できていたかどうかは五分五分だ。

まあそんな笑っちゃうくらいの出来なので15分くらいで飽きて、まわりを見渡すとみんな必死に資料をあれこれ、解答書き書きしている。ふふふ、なんだか意味もなくえらくなった気分だ。前の席はミサワパイセンだが、あなたは記述式の試験でも受けてるんですかってくらい問題用紙になにやら書きこんでいる。

さて、腕時計を借りてしまった手前そろそろ考えたふりくらいはせねばならぬので、適当にマークして行くか。ところで残り時間は?っていうか試験開始時間って何時何分だっけ?これじゃあ時計借りた意味ないぞ。まあまわりの大半は資料の読み込みで解答をマークしてなさそうなのであと15分くらいはあるのだろう。

そんな様子で、手応え全くなし。しかもどうすれば来年受かるのか、その糸口すらつかめないという、ヤムチャにも満たないやられっぷりだ。サイバイマンに自爆をさせることすらできないレベルだ。

先輩には全然できず、せっかく借りた腕時計ですが使いこなせませんでしたを言って、意識の高い同期が企画した反省会なる打ち合わせに行く。君たちはよくそんなところまで読んでいるね、というくらい同期たちは真面目に取り組んだようだ。

これは本当に向いてないとしか言いようがない。仮にラッキーで受かってしまって、こういう能力を求められる仕事を任せられても困るしな。これなら一生平社員でも構わぬ、と意識の高い同期たちの中で開き直るのであった。

反省会から戻ると、既に腕時計を忘れて借りた上に、時計を使いこなせないことが知れ渡っているではないか。まあ事実だから仕方ないか。