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チラシの裏にも書けないような毎日

2017年夏休みのツーリング:day4仁淀川

最終日。サンライズ瀬戸で帰ることにしたので、かなりの時間がある。というわけで昨日の四万十川がやや消化不良なので、仁淀川と2日目にも遭遇したヨサク国道を中心にコースを取ってみた。

 

高知駅に荷物を預けて、身軽になってから出発。市街地は少し雨がぱらついている。また予報外れだ。この先も雨雲が来るらしいのでもしかしたら全線は走れないかもしれないけど、そこは雨雲レーダーを見ながら臨機応変に。しばらくは単調な国道で仁淀川の河口の街・いのへ。そこからいよいよ仁淀川を遡上する。やはり河口部は川幅が広いのでインパクトがあるね。

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平日だけあってほとんど人がいないので、とても走りやすい。そうこうしているうちに一つ目の名越屋沈下橋に到着。

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川幅が広くて、橋長が長いのでとても迫力がある。この写真だとあまり分からないけど、普通に車が通れる道幅なので恐怖感はあまりない。上から見るとこんな感じ。普通に舗装路と接続されている。この日も短時間で2,3台の車が来たかな。

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こちらはもう少し上流の片岡沈下橋。先ほどと違って、ちょっとだけ縁石がある。堤防というか川沿いの道よりもかなり低い位置に沈下橋はかけられているため、意外と上り下りがしんどかったりする。

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だいたい沈下橋は満喫したので、仁淀川をどんどん遡上する。川沿いは比較的なだらかだけど、川から離れるとすぐに切り立った崖のような地形になってしまう。仁淀川町からさらに西に進むと、2日目に四国カルストへいくための分岐にぶつかるみたい。今回はそこまではいかず手前の大渡ダムで折り返し。ここもダムカードを配っているけど、なんとかってに事務所の中に入ってきてくださいとのこと。ちょうど昼時だったので職員さんもほとんどいないので、随分と不用心。

途中立ち寄ったコンビニの店内にはスズメバチがいたし、ダムに行く途中で初めて生きてる玉虫を見たり、とても自然が豊か。

こんな感じで川からすぐ九十九折りで一気に標高を稼ぐようなところが多い。

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時間もあるし、雨雲もいつの間にか消えたようなので、今度はヨサク国道で東へ。土佐町を目指してみる。ちなみに朝近くを通ったのは土佐市。紛らわしい。

 

 

 

しかしこのヨサク国道、後で調べたところいわゆる酷道とのことだったが、とにかく周りに何もない。これだけかんかん照りだと、一歩間違えれば熱中症で行動不能になってそのまま干からびて死んでしまうかもしれない、というくらいに何もなければ人の往来もない。とにかく高知のど真ん中を東西にぶった切るような道路で、ダムと同じく人間の恐ろしさを感じる。何もない割に気になるものは結構あって。

 

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越えるのが嫌で辞職者が続出した辞職峠(帰って調べたら、通称辞職峠は全国に何箇所かあって、天上界にもあるらしい)。

 

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どんな漢字を当てるのかわからないし、絶望的な本数のなさが車以外のヨサク国道利用者の少なさを物語っている(こちらも帰って調べたら、島根にもガイザコというところがあって、峺迫という字をかく。峺は山の尾根の険しいところを指すらしいので、なるほど公式に険しい地形だと言っている)。

 

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工事の人もなんだか疲れてるんじゃない?

 

f:id:samurai375:20170726202738j:plain途中の新大峠トンネル。一直線なので向こう側の出口の光あわずかに見えるけど、このトンネル3kmある。怖い。

 

 

真夏の日差しのもと、ひたすら登っては下ってを繰り返す。この辺りが体力的にも気力的にも一番辛かったところ。景色も綺麗なんだけど、似たような景色ばかりだし。

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だらだら走っていたら、土佐町に着いたのは16時近く。ここにもちょうど早明浦ダムという四国最大のダムがあったので、ここで折り返し。ダムカード配布時間終了間近。

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ここから高知に行くには先ほどヨサク国道が走っていた谷から一山超えていかなければならない。どの道でいっても800mくらいの峠みたいだ。電車の時間まで4時間しかない。荷物のパッキングを考えると1時間前には付いておきたいから、結構頑張って登らないと。

 

夕方になってまた雲が出てきた。車がほとんど通らない峠道なので、ひぐらしの鳴く声がやけに大きく響く。そして坂が辛い。

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一昨日もそうだけど、結構棚田が多い。こっちの斜面にもあるし、あっちの斜面にもある。四国はやはり険しい。採石所を超え、峠が終わったような雰囲気を出してからもう一息のぼる。登れば登るほど雲が厚くなって、なんだか寒くなってくる。標高的にはおとといが1400mくらいで、今回は800mくらいなので全然だけど、気象条件と人の少なさと時間のなさを考えると一番の難所だったかも。ゆうに1時間は登り続けただろうか、ようやくピークのトンネルに到着。

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このトンネルを越えれば、土佐湾を望むダウンヒル!と地図には書いてあったけどこの有様。海なんて見えやしない。そして寒い。

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ひたすら寒さと視界の悪さに耐えながら山を下り、これであとは高知駅まで平地だと思いきや、最後に土佐山で登り返し。ただでは返してくれない。それでもなんとか18時すぎに高知駅に到着。案の定、4日でもっとも長い距離を走った1日で約180km。

 

これで今回の旅はおしまい。3日目が雨でほとんど走れなかったこともあって走行距離は4日で500km程度とそこそこ。代わりに4日間で7000m近くも登ったらしい。サンライズ瀬戸は気が向いたら。