チラシの裏は意外と白くない

最近忘れっぽくなったので調べたことをチラシの裏に書きます

歴史の本を読んでみようと思った話

昨今の状況から遠出はできないので、ここ最近はひたすら近場を自転車に乗ったり散歩したりしている。少し足を伸ばして東京の端の方、あるいは近隣県をぶらぶらしていると、まあ小高い丘とかちょっとした森が現れて、調べてみると城跡だったということがしょっちゅうある。 で、暇なのでどんな城なのか調べてみると、大体北条氏に滅ぼされた、とある。あっちの城もこっちの城も、いつ建てられたのかわからない城も、城主は誰なのかわからない城も、とにかく北条氏に滅ぼされたことだけは確か、と言う具合だ。と言うわけでコロナのせいですっかりアンチ北条氏になってしまった。

北条といえば北条政子とか北条時宗とか?そもそもこの人たち、名前は知ってるけどいつどこで何した人たちだっけ?というので、中学生並み(いや、それ以下?)の歴史の知識のなさが悲しい。ちなみに出身のアホ高校は当時流行りの履修漏れで世界史Aしか履修していない。もっとも、その世界史の知識すら非常に怪しいものだが。 悲しいやら情けないやらなので、少し調べてみることにした。その辺の城を滅ぼしたのは北条政子の北条ではなく、後北条氏と言われる人たちのようだ。ちなみに北条政子源頼朝の奥さんらしい。源頼朝は流石に知っている、いい国作ろう鎌倉幕府。この北条氏の後裔、つまり子孫ではないため後北条氏と呼ばれるそうだ。

後北条氏とは北条早雲からの五代を指すらしく、北条早雲小田原城にいたらしい。箱根登る途中の早雲山の早雲か?時代は室町時代後期ということ。室町時代について知っていることといえば、鎌倉時代の次であること、足利氏、それから応仁の乱。教科書で言うと、応仁の乱がどうこうしているうちに、室町時代はうやむやになって安土桃山時代に突入していたように思う。安土桃山時代は何幕府なんだ?と中学の頃思いながらも、教科書に書いてあること以上踏み込まなかった、というか興味を持てなかった当時の自分に悲しくなる。 そもそも中学の歴史の授業というのは、とにかく年表を追うことだけで結局それがどこで起きたのかがよくわからなくて、不満に思った記憶がある。まあ空間的な内容があったとしても、江戸時代になるまでは縁もゆかりもない京都が中心だからやっぱり興味は持てなかっただろうが。

まあ、そういうわけで室町時代の後期、歴史の教科書に登場する、幕府のある京都でも奈良でもなく、当時の関東地方で後北条氏がうちの近所の城を滅ぼしまくったということがわかった。後北条氏について調べてみるべく戦国北条記という本を買ってみた。

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買って、ちょっと目を通してみたものの日本史に関する基礎知識が無さすぎて、ちんぷんかんぷんで1ページ読むのも苦痛だ。書いてあることが理解できないのと、多分序盤の北条早雲が登場する前だからだろうか、とにかく登場人物が多く、ものすごい速さで、それも京都と関東を行ったり来たりするものだから頭がこんがらがってしまう。読書に対してあまり苦手意識はないが、これはきつい。そういうわけで、ここにメモを書きつつ読み進めることにした。最後まで読み切れるかは不明。